カワサキ絶版車(Z系)ブームが日本列島に押し寄せたのが1989年頃。この年カワサキよりZEPHYR 400が先行発売され、続いて750/1100が登場し、カワサキがネイキッドバイクを見直した時代でもあります。発売当時のZEPHYRは全く話題とならず、レーサーレプリカブームが二輪業界を盛り上げていましたが、キツいポジションやハイパワー過ぎるエンジン特性などに多くのライダーが飽きていた時期でもありました。 レーサーレプリカと比べZEPHYRはパイプハンドルで比較的楽なポジションや、扱いやすいエンジン性能などが相成ってその後、爆発的にヒットしました。 その影響もあってか、カワサキが昔造ったバイクにスポットが当たることとなりカワサキバイク=空冷、という伝説が決定的になったのもこの時期かと認識しています。
当店はZ系専門店
そうなるとやはり注目されたのが” Z1”ですよね! |
Z1はカワサキの空冷四発のレジェンドですから皆が挙って探すようになりました。この時期は第一時円高時代も助けて(確か1$98円位)海外にたくさん残っているZ1を一般ユーザー・二輪業者問わず探し求めるようになり、カワサキの輸出メインマーケットであるアメリカの西海岸に日本のバイヤーが押し寄せました。
現在では考えられませんが、素人がアメリカに飛んで町のバイクショップに行けば簡単にZが手に入る時代でしたので沢山のブローカーがいたのをよく覚えています。
それからこのZブームは更に加速し続け、Z1だけでなくKZ1000MK-2やZ1-R・Z1000Rローソンレプリカといったモデルにまで及び、瞬く間に人気が急上昇しました。恐らくMK-2なんて日本の人はほとんど知らないバイクだったのではないでしょうか?(当時の私も知りませんでした)
当時はZ1が大人気で国内物のZ2(750RS)は逆に安かったんです。 |
国内にある殆どのZ2は、輸入されてくるZ1のパーツ取りに使用されていました。(今では考えられないことですね)当時のZ2の価格は国内業者オークションで50万円程度で良いものが買えました。
それは時代とともに常識が大きく変わり、たくさん輸入される逆輸入車より国内物のZ2が今度は珍しい存在となり、Z2=ゼッツーという響きとナナハンという聞こえのステータスでその後Z2は”Z界”の神様的存在になっていったという経緯です。
2016年の現在において、Z2は世界的に台数が少なく希少な車輌のため、現車があれば数百万円と高額な価格で取引されております。
今から15年位前の専門雑誌を見るとZ1が平均120万円~198万円、Z2が70万円~120万円程度で販売されていました。もちろん現代とは違い、アメリカでの仕入れ価格なども安かったですし、それより程度の良い個体が多数存在していました。Z1を日本に持ち帰って、キャブレターの掃除と外装のペイントくらいで、バリバリに走る個体が多く存在していたのも事実です。
その人気は世界的規模で拡大しています。 |
現在は日本人だけではく世界規模で見てもZ1(ズイーワ ン)は大人気であり、ヨーロッパ人もアメリカに買い付けに来ます。特にドイツ人は日本人と同様の常識を持っており、Zへ求める感覚が酷似しています。
ドイツにはカワサキZ専門ショップやZクラブなるものも多数存在するようです。
ますます希少車輌となるカワサキZ系 |
Zブームは加速の一途を辿っており、年間10%位は確実に値上がりしています。当時のZは新車もちろんのこと、中古車としても世界的に枯渇しており今後は更にその価値は上がり続けるでしょう。
日本のオートバイ史を語る上で、間違いなく貴重な一台であり、今後も人気が落ちることはまず考えられません。それは今でも各専門誌が新規のZ特集を掲載していることからも伺えます。
カワサキ”Z”と共に歩み続けた25年 |
我々SHOWA VINTAGEメカニック全員が、10年以上にわたりカワサキZ系車輌のメンテナンス・レストア・修理・カスタムに携わってきた熟練プロメカニックです。当店代表は25年以上にわたりZ系車輌と共に二輪業界を歩んできました。Z系車輌であれば、Z1・Z2はもちろんのこと、KZシリーズに至るまで全てのZ系車輌のレストア・整備に携わってきた経験と知識で多くのZファンの要望に応えてきました。
程度の良い車輌だけを定期的にUSAより直輸入 |
昨今ではますます入手困難となってきたZ系車輌ではありますが、我々は20年以上の取引を重ねてきた各協力業者様のお力を借り、定期的に程度の良いレストアベース車のみを確保しUSAより直輸入しております。
もちろん仕入れでも手は抜きません。車輌全体のコンディションなど細かなチェックをクリアーした安心してお客様にご提供できる車輌のみを厳選しております。
SHOWA VINTAGE スタッフ一同よりZファンの皆様へ |
40年以上前に販売されていた車輌を、安全かつ快適に愉しんでいただくためには、部品調達から各部の研磨や調整などあらゆる工程を経なければなりません。時には納車日を遅らせてでもレストア・整備に時間をかけてしまいお客様よりお叱りをいただくこともございます。しかし納車後のお客様より「納車から3ヶ月たった今でもオイルの漏れ一つないよ、古いバイクなのにすごいね」などと感謝のお言葉をいただくこともございます。 我々スタッフ一同は一人でも多くのお客様に”カワサキZ系”の素晴らしさを感じていただくために、そして一つでも多くの笑顔を見るためにスタッフ一丸となって皆様の絶版車ライフをサポートして参ります。
SHOWA VINTAGE 代表者より Zの購入を検討されている皆様へ
「カワサキZに興味が出てきたら、先延ばしはダメですよ!購入は今しかないのです」
一度しかない人生、楽しめるバイクに乗り、楽しい毎日を過ごす、 やんちゃな大人を満足させる ことができるバイク、それはZのみだと私は考えます。 非常に希少なZ、気になりだしたら昭和ヴィンテージへのご連絡ください。 スタッフ一同お待ちしております。
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