当店はアメリカから里帰りさせたZ達を全てフレーム単体まで全分解し、100%ゼロから組み上げる作業を行っております。輸入した時点でエンジンが掛かり、灯火系も作動する調子の良い車輌も少なくありませんが、40年以上前のエンジンや電気系をそのまま使用するなんてことは当店では考えられません。
たしかに、Zのエンジンは丈夫かつシンプルな造りゆえ、少々のトラブルを抱えていても普通に掛かる凄いエンジンですし、中には外観や足廻りがキレイなZも多く、そのままオーバーホールせずに簡単な整備だけで乗っておられるユーザー様も少なくないと聞きます。
しかし、せっかく苦労して手に入れたお宝バイクなわけですから、出来る限りトラブルなく大事に乗りたいと考えると”見た目”の美しさに惑わされず、消耗品は全て交換、エンジン内のパーツも交換、車体・エンジン共に全体のオーバーホールリフレッシュされたZをお勧めいたします。
何故なら”熟練した当店メカニックが、しっかりオーバーホールした車輌は・・・
更に40年は乗れるバイクになる”と自負しているからです!
ですので、当店が販売するZは全てフルオーバーホール、フルレストアの車輌となります。フルレストアZの販売は勿論の事、当店では持ち込み車検、カスタム、エンジンオーバーホール、事故車修理などなど他のバイクショップで断られた作業も喜んで行いますので是非ご相談ください。
私たちは・・・・・・・・・
●困難な事であればあるほど燃えます。
●困難な修理も大好きです。
●溶接、金属加工、修正、ワンオフ製作大好きです!
人間が作り出した機械を修理できないはずはない。。。と常に考えております。
確かにZは現代のバイクと異なり、異音やオイル滲みなどが起こり易いのは間違いありません。それは当時の設計によるものだと言い切ればそれまでですが、それを何とかしたい、と考えるわけです。これまで色々なことを試し、トライ&エラーを繰り返してきたことで多くの事を学び経験しました。
そのノウハウを1台のバイクに注ぎ込むことで皆様の素敵な笑顔が見れる。
ことが我々の一番の喜びなのです。
オーバーホール・ペイント・研磨・カスタムなど、Zのことであればどのよう
なことでもご相談ください!
- SHOWA VINTAGE Z1外装色人気ランキング -
1位:火の玉カラー
2位:イエローボール
3位:タイガーカラー
4位:ソリッドブラック
当時のZ1などに採用されたカラーは、キャンディーカラーでメタリックも凄く手間のかかった塗装が施されており、それゆえにカラーを再現するには相当の手間と時間が必要でした。
再現が難しいカラーなので、巷に出回る火の玉カラーでも色々な色合のものがあります。全体に薄い感じのカラー、逆に濃すぎる感じのカラー、そして一番よくないのはラインの幅や位置が大きく間違えているものです。私たちがこれまでの経験上で、当時の工場出荷時の塗装やラインを見てきましたが、全てまちまちな感じであり、当時の商品管理の甘さがうかがえました。
我々はその中から平均を探り、一番ベストと考えられる形で塗装作業を行っております。
塗装作業は外部業者に任せるのではなく、全て自社のペイントブース内で一つ一つ丁寧な手作業で行っております。当店のペインター長は、過去にフィギヤやモデルをペイントしていた経歴の持ち主であり、よりきめ細かな目と手先を持って作業しております。
柔軟な色判断やカラーコーデの目を持ち合わせているため、純正色より微妙に暗い感じや、逆に明るい感じなどといったお客様のきめ細かいご要望にも全てお応えすることができます。
純正色・オリジナルペイントなど問わず、何でもお気軽にご相談ください。
Z1のフレームはシンプルな鉄パイプを組み合わせたフレームです。海外で酷使されていたZ達も多く、大きく曲がっているものから、肉眼では判断できない微妙な曲がりがあるものも多くなってきており、全てのZのフレームには大小あれど曲がりが発生していると考えられます。
しかし、曲がっているから「その車輌はダメ!」と言うのではなく、40年間もの使用で、それは当然のことだと我々は考えています。
幸い鉄フレームは現代の修正技術をもってすれば、完璧な状態に出来るのも事実です。
まずはレーザーを使用して正確に測定、修正箇所を割り出し曲がりや歪みを一つ一つ丁寧に修正して参りま す。フロントガセットプレート部もほぼ100%の確率でひび割れていますが、それも当然完璧に直ります。この作業はZではもはや常識といっても過言ではないでしょう。
他にもステアリングダンパー取り付け用のL字ステーやリアの三角マフラーステーなど、すでに無くなってしまっているものでも、改めて製作取り付けも対応しております。
時間を掛けて測定・修正されたフレームは、その後パウダーコートされ完成となります。
バイクの屋台骨はやはりフレームであり重要な骨格であります。エンジンが優れていても、ベースの骨格に問題があれば車輌はしっかり走らないばかりか大きなトラブルや事故に繋がります。
我々の考えるオーバーホールリフレッシュ、それはまずフレームを目では追えない単位まで、しっかり修正することから始まるのです。
美しいフレームは車体の仕上がりを更に美しくします!
当店では当時メーカーが使用していた特殊な形状の専用ボルト、ナット、ステー、シャフトなど、破損品を除き
全て元のメッキを剥離後、KTC工具をメッキしている工場にて再メッキ処理しております。
ユニクロメッキ、クロームメッキ対応
アルミ地のパーツ(エンジンカバー類、フォークのアウター、ハブドラム、スプロケハブ、カムカバーの外側4か所他)
鏡面バフを施します。
これにより、アルミの腐食などからサヨナラ出来、光る所は光る、メリハリの利いた仕上がりに一役買っています。
上記以外の作業も随時受付しております。
Zの事でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。